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   曹洞宗の寺院で「大般若経」による祈祷法要を行う場合、「十六善神」の掛け図を祈祷のご本尊としておまつりします。「大般若経」と「十六善神」が大きく関係するからです。その理由や由来については、またの機会に説明させていただきます。
 イタリアの普伝寺には「十六善神」の掛け図もないということです。そこで、「ふれあい写仏の会」を主宰する細谷義昭先生に仏画制作をご依頼したところ、快く引き受けてくださいました。そして、もうすでに制作に取り組んでくださっています。約一年後の完成を予定なさっているそうです。左はご自宅にて下絵を描かれているところです。
大般若経の修復及び収納桐箱の完成(令和3年9月)    約1年かかって大般若経の修復が終わり、戻ってきました。早速、教区内の若手僧侶が集まり、長学寺の本堂に広がって梱包を一度解く作業を行いました。さすがは専門の職人の手による修復です。素晴らしい出来映えでした。
   専用の桐の収納箱も新調しました。1箱に50冊の経本が入ります。12箱で600巻の大般若経になります。一度すべて箱に収めましたが、次の作業として、すべての経本に修復のための寄付をいただいた方のお名前を筆で手書きする作業があります。その作業が終わった後に、もう一度梱包し、いよいよイタリアの普伝寺に向けて発送することとなります。十六善神図の完成と仏画展でのお披露目   細谷義昭先生にご依頼していた『十六善神図』が完成しました。左の仏画は、細谷先生が制作された馬頭観世音ですが、十六善神図は『一期一会仏画展』に展示し、お披露目されます。どんな仏画なのか、仏画展までは秘密です。イタリアの方にむけてのサプライズも隠されているようです。
 曹洞宗群馬県第13教区は、この仏画展を後援しています。ぜひご来場ください。

1,名称『一期一会仏画展』
2,期間 令和4年5月17日〜5月22日
3,会場 富岡市立美術博物館 1階市民ギャラリー
4,入場無料

 

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